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​波動を引き上げる方法

人のエネルギーフィールドは、人の意識にリンクしており、その波動は人の観念や感情、世界の認知の仕方に大きな影響を与えます。古くからあるヨガや瞑想などの宗教的実践は、人のエネルギーフィールドを浄化し、周波数を上げ、意識の変容を促し、生きることの苦しみからの解放を目指すものです。ここでいくつかエネルギーを浄化し、その波動を引き上げる手法を挙げてみたいと思います。

1、楽しいと感じることをすること

 

楽しいことをしているときは、当然、前向きな思考や軽やかな感情が支配的になり、真の自分自身を表現している状態ですから波動は上昇します。なるべく多くの時間を楽しいことや真に自分のやりたいことに使って下さい。仕事の都合などで必ずしも自分のやりたいことでないことをするときは、なるべくそれを楽しくできるように工夫してみましょう。

2、瞑想

 

仏陀が瞑想によって悟りを開いたように、瞑想は古くからある意識の波動を引き上げる方法です。思考が落ち自己の内面深くに集中した状態を三昧(サマディ)と言いますが、この状態を維持することで、内なる神(真我)のエネルギーを自己のエネルギーフィールドと共鳴させ、意識の変容を促すことができます。

すべての人は、その内側に神聖なエネルギーを宿しているのですが、普段は思考などの自我の働きによって打ち消され、それを感じることができません。瞑想は内面深くに集中することで自我の働きを鎮め、内なる神性の顕現を目指すものです。

この手法はとても効果的で実践してみる価値があるものですが、深い瞑想状態に入れるようになるには、それなりのトレーニングと経験が必要です。ですが瞑想に慣れてくると、深い瞑想状態を維持できるようになり、その感覚の素晴らしさに気付くと思います。

 

サマディにまで至らなくとも、イメージを使うエネルギーワークも効果的です。エネルギーはイメージに従うので、イメージを操作することでエネルギーの変容を促すことができます。

例えば、「無条件の愛」や「無条件の受容」といった感覚をイメージします。人によってイメージされるものは違いますが、白や黄金の神聖な光が自分の内側から現れて、その光に包まれるといったイメージが出てくるかもしれません。そのイメージを保ち、その光が体の全細胞に行き渡る様子を見て感じて下さい。

この感覚を維持すると、体の全細胞のエネルギーに高い波動の共鳴が起こります。愛と受容の感覚を呼び起こし、それと共鳴するという体験を繰り返し、その感覚を強めていくと、エネルギーフィールドもそれに呼応して高い周波数で振動するようになります。

3、ボディーワーク

 

過去生のものも含め、過去の辛い経験やトラウマ、深く傷ついた感情などは、身体の細胞に抑圧された感情エネルギーの滞りとして保存されています。このエネルギーは意識の波動を引き下げ、認知の歪みの原因となるだけではなく、生命エネルギーの流れを遮り、細胞に不健康な緊張を生み出して病気を引き起こす原因ともなります。

ヨガやダンスのようなボディーワークは、身体の動きを使って生命エネルギーの流れを引き起こし、滞った感情エネルギーを浄化する作用があります。

こうしたボディーワークを生活の一部として習慣化すると、少しずつエネルギーフィールドが浄化され、意識の波動が上昇していきます。

4、インナーワーク

 

恐怖とトラウマは波動上昇を妨げる原因となるものですから、自分の内面の闇に向き合うインナーワークは、波動上昇の実現には欠かせません。また、自分が引っかかって動けなくなってしまっている問題の背景には必ず恐怖があるので、自分が前に進み望む現実を実現するには、恐怖の解放は必ず通らなければならない道です。

自分の中の恐怖とトラウマに対峙することはかなり辛い作業ですが、タッピングや深い呼吸、イメージワークなどを使いながら少しずつでも進める必要があります。

自己ワークと並行して経験のあるセラピストの手を借りると、より早く深く効果的に浄化が進むでしょう。

5、ありのままを見る

 

波動を上げる方法として「ありのままを見る」という手法があります。これはヴィッパサナー瞑想やマインドフルネス、奇跡のコースの中でも取り上げられている古くからある手法です。

 

私たちは、何かの事象を認知したとき、自動的にそれに意味を与えてジャッジしてしまいます。「これは良いけどあれはダメ」「こういうことが起きたときは、こういう意味」というようにありのままの事象を見るのではなく、無意識のうちに判断や思考と同一化してそこから起こる感情に巻き込まれていきます。「ありのままを見る」とは、自動的に起きるジャッジを一旦ストップして目の前で起きていることをただ見るということです。自分がジャッジしていることに気付いたら、そこにも判断を加えずに「自分はジャッジしているな」とただ気付きを入れます。

ジャッジは、過去の記憶や未来の予測、コアビリーフ、抑圧の投影、先入観、教えられた社会的価値規範などさまざまな要因から自動的に起きますが、基本的にエゴの作り出した幻影です。その幻影に同一化してしまうと、そこから生まれる期待や恐怖、反感といった感情に振り回されてしまいます。

 

「判断しない」とは、それが何であれ起こることを許す無条件の受容の意識のことであり、認知の対象物に対する心理的抵抗を落とすことです。それは、今ここで起こっているありのままの現実を絶対的に許すという意識であり、今ここに完全性を見る意識でもあります。

 

自分の外側の事象に対するジャッジを落としていくと、その同じ意識は自分に対しても向けられるので、自分に対するジャッジも落ちていきます。すると自分に対して向けられていた「あれは良いがこれは悪い」といった批判的意識も和らぎ、生きることが楽になります。ありのままを見るということを実践していると、波動が上昇していくので、自然と今ここに安らぐ感覚が出てきます。ありのままに気付いている意識とは、自我を超えたハイアーセルフの意識に近いものです。

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