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波動の現実

波動の現実

 

私たちは波動の現実を生きています。私たちの意識はエネルギーとしてあり、身体とその周りに場(フィールド)を形成しています。このエネルギーフィールドの波動が意識のフィルターとして機能しており、私たちがどのような観念を持ち、どのような感情を経験し、どのように世界を認知するかを決定します。つまりエネルギーフィールドの性質は、自我を持った「私」という経験に大きな影響を与えるのです。

 

これまでの一般的な人の意識レベルである二元性の分離の意識領域においては、人は「存在のすべて」から切り離されているという幻想を抱くため、無力感、無価値感、分離感、欠落感といったものが認知の初期設定となっており、人は生きることの苦しみを経験します。

極性が分離した三次元密度のエネルギーの振動レベルにおいては、受容に条件が付くため、絶対的な不完全さが認知され、恐怖や不安を動機とした行動が支配的になるのです。

本来、私たちすべては至高のものとして創造されているのですが、私たちは、あえて自らの振動数を落とし、この世界に三次元密度の制限を経験しに来ているといえるでしょう。

 

人の意識の波動がより高く精妙になるに従って、意識は認知の対象物に抵抗することがなくなり、大きく広がっていきます。すると意識は、特に意図しなくとも自然に「今ここ」に焦点を当てるようになり、時間を経験することが減ります。また、ありのままの現実に肯定感を感じるようになり、思考や感情はよりポジティブで制限の少ないものに変化します。

逆に意識の波動がより低く粗くなるに従って、意識は認知の対象物に抵抗し、小さく縮こまります。すると意識は、今ここの完全性が見えなくなるため、「もっと良いはずの今ここでないどこかへ」と移行し、人は自分の外側を自分の期待通りに変えようと苦悶することになります。

また、意識の波動が低くなるほど、信念体系はより制限を帯び、負の投影が起こり、よりネガティブな感情を多く経験するようになります。

 

より具体的には意識の波動の変化により、(1)思考の硬化と思考への同一化、(2)自己イメージと投影の変化、(3)コアビリーフの変化、といった要素が変化し、経験する現実が変わります。

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意識のフィルターによって参照した世界

 

人のエネルギーフィールドを波動として捉えてみると、人は、それそれの波動の現実を経験しています。外側の現実が変わらなくとも、波動が変化すれば経験するリアリティーが変わります。波動とは新たなリアリティーへの扉です。

 

人はそれぞれの波動の現実しか経験できないので、あなたの世界に現れているものは、それが何であれ姿を変えたあなた自身です。あなたがどのような人と関わったとしても、あなたは直接その人と関わっているのではなく、あなた自身の意識のフィルターを通したその人と関わっています。その人を創造したのは、あなた自身なのです。

その人は、あなたが何を信じているかを見せてくれます。別の言い方をすれば、世界には、あなたしかいないともいえます。

 

あなたの波動が変わると、その波動と共鳴しない人とは徐々に関わらなくなります。もしまだある人と関わりがあったとしても、あなたの波動が変わると、その波動と共鳴した別のバージョンのその人と関わることになります。あなたと共鳴しないその人の波動の一部分は、あなたと交流できません。

波動が違い過ぎて共鳴する部分がなくなってしまうと、その人はいつの間にかあなたの現実から姿を消すことになります。それは、あなたが自分自身の波動が変わったことで、その人がもう存在しない別なパラレルな現実にシフトしたということです。

 

 

過去も未来も今ここにある

 

過去の記憶や過去生の記憶もまた固定的なものではなく、その時々の波動によってその記憶の解釈が変わったり、忘れていた別の記憶がよみがえったり、異なった過去生のイメージが出てきたりします。

両親の不和や虐待など幼少期の辛い記憶や、いじめなどの学校生活の辛い記憶などについて、タッピングを使ってその記憶に付着する負の感情のエネルギーを浄化し、エネルギーの書き換えを行うと、その記憶を思い出すことがなくなったり、思い出しても別の解釈として捉えるようになります。

過去生退行のセッションを行っても、エネルギー浄化の最中の辛い時期には、過酷で辛い過去生のイメージが出てきますが、エネルギーの浄化が進んでくると幸せで穏やかな過去生のイメージが出てきます。

未来の展望もまた、悲観的であったり楽観的であったり、その時々の波動によって現れるイメージは変化します。

 

あなたの認識している世界とは、あなたの意識のフィルターを通して参照した世界であり、それはあなたのエネルギーの状態によって変化していくものです。

それは、今、自分の目の前に広がる世界をどのように認知するかということだけではなく、過去や未来といった時間軸の中の認知もまた同様です。

過去も未来も今ここにあって、今ここの波動から参照しているにすぎません。そのため固定した過去というものはなく、今ここの波動が変われば、それらもまた流動的に変化します。

波動が変化するとは、パラレルな別のリアリティーへシフトするということです。

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